ミサ・講座

MASS SEMINARS

カトリックとは

1.教会とはなんですか・・・?

教会は神様の声(み言葉)を聞き、お祈りをする場所です。どなたでも遠慮なく教会へいらしてください。 生きがいや神の救いを求めている方々のために、教会の門はいつも開かれています。
神様は皆を愛しておられます。あなたも、神様から愛されています。教会に来られたら、心を開いて神様にお祈りしてください。

2.教会に来たらどうすればいいのですか・・・?

教会の入口に案内をする人がいれば、「初めてです」と、おっしゃってください。親切にご案内をしてくださるでしょう。はじめは、なにも、わからなくて結構です。
教会の中では、どうぞあいている席にお座りください。教会には、式(ミサ)の途中でも、どなたでも入れます。その際聖堂入り口の台の上にあるリーフレット「聖書と典礼」をお取りください。棚から「典礼聖歌」と「カトリック聖歌集」をお持ち下さい。
また、「主日のミサ次第 (初めてミサに参加される方のために)」というリーフレットをお持ち下さい。ミサの式次第が詳しく書いてあります。

3.ミサとは何ですか・・・?

ミサとは、カトリック教会で行う一番大事な祈りです。日曜日のほかに、平日や、結婚式、葬儀などの大事な時にも行います。司祭(神父)が司式をし、信者と共にミサを捧げます。 ミサはキリストの最後の晩餐に由来します。これを行うことによって、私たちはキリストの死と復活を記念し、神様に命を捧げられたキリストに心を合わせるのです。

4.ミサの内容はどのようなものですか・・・?

ミサのとき、私たちは、神からのすべての恵みのために感謝をささげることにしています。それでミサは「感謝の祭儀」とも呼ばれます。
このとき、わたしたちはキリストを記念するために、まずその教えを聞きます。すなわちミサの前半には「聖書」が読まれ、司祭による「説教」が行われるのです。
日曜日に読まれる聖書の箇所は、原則として、「旧約聖書」から一箇所と、「新約聖書」からイエスの「使徒達の文書」と、「福音書」からのそれぞれ一箇所です。毎日曜日、読まれる箇所は、全世界のカトリック教会のために決まっています。

5.ミサではどのようにするのですか・・?

まわりの人と同じようにすればよいのです。人が座る時、自分も座り、立つ時自分も立つというようにしてください。聖歌を歌う時は、前方右の電光掲示板に表示された聖歌の番号(「テ」は典礼聖歌、「カ」はカトリック聖歌集を示します。)のページを開いてお歌い下さい。
また「主日のミサ次第」という冊子の中には、黒字でミサの式次第が書いてあるのに加えて、赤い字でその意味や具体的な方法が記されでありますので、是非お読みください。

6.神様とはどういう方ですか・・・?

神様のことを知るのには、聖書の教えを読むのが一番よいでしょう。パウロと言うキリストの弟子は、こう説明しています。
「神は、世界とその中にあるすべてのものを造られた方です。天地の主ですから、手で造った神殿などにはお住みになりません。また、何か足りないことでもあるかのように、人の手によって仕えてもらう必要もありません。神は、すべての人に命と息と、その他すべてのものを与えてくださる方です。」

7.神様のみ言葉はどうすれば聞けるのですか・・・?

その日の聖書の言葉が書いてあるリーフレット「聖書と典礼」をお読みください。また神父様が説教の中でやさしく神様のみ言葉を述べ伝えます。そしてお祈りください。
また是非一度「聖書」を手にとってお読み下さい。多くの神様のみ言葉が書かれています。

8.イエス様とは、どういう方ですか・・・?

イエス様は、私たちに神への道を教えてくださった方です。およそ2000年前、イスラエルのベツレヘムで貧しくお生まれになり、およそ30歳で故郷を離れ、町や村をまわって人々に神様のみ言葉教えたり、不思議なわざを行ったりされました。そしてそのわずか、2-3年後の西暦30年ごろ、十字架にかけられました。しかし聖書が示すとおり、三日目に復活され、弟子たちの前にお現れになりました。彼らに、全世界に教えを伝えられるよう命じられたのち、神様のもとへお戻りになられました。

9.聖書とは、どういう本ですか・・?

聖書とは、神が行われた救いの歴史と神の教えを伝える本です。
「旧約聖書」と「新約聖書」に大きく分かれています。旧約聖書は、イエスが生まれる前に書かれたもので、46の文書からなっています。新約聖書は、イエスの生涯とその教えを伝え旧約・新約聖書は、両方ともキリスト教の「正典」、すなわち、正式な教えの本です。初めて読まれる方には、イエスの教えを伝える4つの福音書(「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」)をおすすめします。

10.神父様とは、どういう方ですか・・?

神父様は、教会の指導者、神の道を教える人です。
ミサや他の礼拝を司式するので、司祭とも呼ばれます。皆のために祈り、信者を導き、教えを説くのです。子供も大人も、年配の方も、どなたでも気楽に神父様に話し、いろいろな相談や悩みを打ち明けることができます。
神父様の住まいは、聖堂の近くにある「司祭館」です。全てを上に捧げていますので、カトリックの神父様は結婚をしません。それは皆のお父さんになるためです。

11.修道院やシスターとはどういうものですか・・?

教会では、子ども・病人・老人の世話、教育、宣教、研究などのいろいろな活動が行われています。このような活動には、何よりも献身的に働く志を持った人が望まれます。
教会の中に、こうした目的のために働く有志の団体が、数多く生まれてきました。教会の認可を得たこれらの団体を「修道会」と呼び、事業に従事するものです。
宣教、教育、福祉に一生を捧げたい信徒は「修道者」となり「修道院」に住みます。女性の修道者を「シスター」と呼びます。
日本には、多くのカトリック系のミッション・スクールや社会福祉事業がありますが、これらのほとんどは、教育修道会によって設立され、その力で支えられています。

12.今後継続的に教会に来るには、どうしたらよいのですか?

是非主任司祭に声をおかけ下さい。またまわりの教会員の方にも気軽に声をおかけください。きっとあなたのお役に立つことが出来ると思います。

(このページの文章は、一部ガエタノ・コンプリ神父様の文章をお借りしています。詳しくは、ドン・ボスコ社発行「はじめて教会へいらしたあなたに」をご覧下さい。)

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